オープンSNSの時代

wanwangorogoro2006-07-16




今日はSNSを利用したユニークなビジネスについて。
『WEEKENDR − Who are you』という2.0系のサービスがおもしろいんです。

使い方は非常にシンプルで、メールアドレスと自画像を登録するだけです。
そして、他人の自画像を見て楽しんだり、メールアドレスから逆引きして自画像を検索することができます。

『How it works?』には次の様に書かれています。

Want to know who is behind a special email address? Want to see something more than a plain stupid text email address? WHORYOU is the right thing for you! Simply throw in an email address to check if the owner has uploaded a Buddy Image. Or simply upload your own Buddy Image for your email address, so that others can see who you are!

つまり、『メールアドレスを手に入れた際に、それがどんな人だか知りたいとき調べられるよ!』っていうサービスです。
よくHPやBlogを見ていて、『メールアドレスは書いてあるけれど、それが実際にどんな人なんだろう?』って思う時がありますが、そんな時に役立つわけです。
もしくは、逆に、誰かが自分のことを知りたい時に、『私はこんな人ですよ』とアピールするのにも使えるわけです。


今後ますます多くの人がウェブ上で活動する様になると、SNSやBlogで一部実現されている様に、自分とはこういう人だ!、というのを表現することがとても大事になってくると思います。exciteが始めて話題になっている『excite ネームカード』もそういう狙いがあると思います。

・エキサイト ネームカード(http://namecard.excite.co.jp/

by CNET Japan 『Web 2.0時代におけるポータルサイトの役割とは』

 我々はいわば、エキサイトという街作りをしているんです。物が買えたり、情報を入手できたり、コミュニティがあったり、映画館があったり、音楽CDを売っていたりする街--ネームカードは、その街に滞在するための住民票です。個人メディアの信頼性を高めるのであれば、匿名で、いわゆる無責任に好き勝手なことを言っているところから一歩抜け出すべきだと思っています。
(中略)
PtoPは無数の知らない人がつながっていくわけで、「それをつなげてあげるような場所」が必要だと考えています。例えばネームカードに表示されるのがニックネームだけではなく、その人がどういうところに出没しているか、どういう音楽を聴いているか、どういうものに興味があるか、どういうブログを書いているか、どういう記事をクリッピングしているのか--というようになれば、その人大まかな姿が想像できてくる。そうしたら、趣味嗜好などを軸にしたコミュニティができます。エキサイトはそういったコミュニティ形成の役割を担えるのではないかと思います。


冒頭で紹介したサービスの名前にもなっている『Who are you?』というのが今後ますます重要になってくるのではないかと。
ただ、当然プラバシーの問題があるので、あまり公開したくない向きもあると思います。
そんな時、『顔写真だけ、しかも、必ずしも自画像でなくてもいい』というこのサービスの緩さ加減がうまいなぁと思うんです。

mixiの様なSNSはクローズドであるため、良くも悪くもこういった用途には使えません。
オープンに自分を表現するためのツールやサービスにビジネスチャンスがあると見ています。