情報はどこまでオープンにすべきか?

梅田さん(id:umedamochio)の記事『 三泊四日の日本出張』で、先週日本で講演されていたことを知りました。ありがたいことです。


さて、私だけでなく多くの梅田さんファンやウェブ進化論読者がこの内容を聞きたいと思うのですが、残念なことにまだオープンにはなっていない様です。
以前『ウェブ進化論』が発売された際に出版社さんが催したイベントでは、講演内容がそのままポッドキャストで配信されていました。
今回は、イベント関係者さんのブログ『横浜逍遙亭』の『梅田望夫さんにお会いする』によりますと、恐らく企業向けのクローズドイベントとうことで公開されていないのだと思います。


そこで思ったんです。梅田さんのお話では、2.0やYouTubeに関する事が多少はあったと思うのですが、その中心にある『オープン』という考え方を伝えるために、この講演を公開してほしいなぁ、と。
恐らく、聴衆である企業のエスタブリッシュメント層の人達は、クローズドな講演を公開・配信するということに違和感があると思います。講演自体の参加費は無料かもしれませんが、何らかのビジネス上の付き合いがあるから参加できた訳ですから、なおさら『なんで無料で公開するんだ』的な感覚があるのではないかと想像できます。
そこで敢えて公開することで、情報をオープンにすることの価値や、従来とは異なる世界が生まれている事を、エスタブリッシュメント層さんに伝えることができるのではないかと思うんです。


実際色々な事情があるので難しいのかもしれませんが、次回同じ様な企画がありましたら、こんな条件付きで講演されるというのはどうでしょうか。



□追加メモ
ところで思ったんですが、こういった情報公開問題は『有料だったら公開できるけど、無料はムリ』なんていうケースがあると思います。
となると、Google Checkoutの様な簡易決済プラットフォームがあれば、情報の公開が活発になっていくのかもしれません。
そうすることで検索エンジンの価値も高まっていく訳ですし、Googleのミッション『to organize the world's information and make it universally accessible and useful.(世界中の情報を体系化し、アクセス可能で有益なものにすること)』にプラスになります。
やっぱりGoogleのやることは理にかなっていますね。さすがです。


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