Googleのビジネスモデルは誰が考えた?

Googleのビジネスは、AdwordsAdsenseが約50−50%だと言われている。
ともに、インターネットやインターネットビジネスを大きく変える偉大なビジネスモデルだ。
これって誰が考えたかご存知だろうか?

Adsenseについてはあまり語られていないので、Adwordsについて。
検索連動型広告(Sponsored Search)を世界で最初に思いつき実施したのは、Googleではない。
Goto.comだ。


?? Goto.comって何かって? 現在は社名を変えてOvertureとなり、Yahooに吸収された企業だ。
この話の詳細は、ザ・サーチ グーグルが世界を変えたに詳しく書かれているので、検索エンジンの歴史に興味のある方にはおすすめだ。

もちろん、最初にやった所が100%偉いとかすごいとかではないし、Googleが検索連動広告を今の形にまで推敲し、高めたのだと思う。GoogleもOvertureも双方素晴らしい。


ただ興味深いのは、Googleという世界で一番賢い企業ですら、何から何まで自分ひとりで創造したわけじゃないという点だ。


よく『アイディアは既存のアイディアの組み合わせである』とか、『学ぶとは「まねぶ」こと』と言われるが、本当にそう思える。
Googleだけじゃない。上記の本に書いてあるが、Yahooだって、創業者が最初からカテゴリー型検索エンジンを始めようと思いついたわけではない。
ご存知の通り、Microsoftが当初、自分でOSを作ったわけではないし、トヨタが車を発明したわけでもない。

みんな周りの他人の力を借りている。その点がすばらしいなぁ、と思う。
世の中は『協力』や『助け合い』『シナジー』で成り立っている。
そこがすばらしいなぁ、と改めて思う。
企業同士のパートナリングも、オープンソースCGM(Consumer Generated Contents)もそうだけれど、『協力』こそが『強力』なんだと思う。
もっと『協力』がお互い楽しくなる仕組みを考えることこそが、すばらしいビジネスモデルにつながるんだと思う。
だから、周りの人間や製品、サービスに『感謝の気持ち』を持つ事で、いいビジネスが描けるんじゃないかと思う。

きっと、上記の企業達は、参考にした製品やサービスをリスペクトしていたんだろう。
感謝の気持ちを持っていたから、もっとすごい改良ができたんだろう。
今あるものに感謝することで、何かが生まれる。何でも生まれる。そう考えてみたい。


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今日のひとこと
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何か大変だなぁと感じたら、とりあえず何かに感謝してみよう。
何でもいいから感謝してみよう。『ありがとう』が足りているか考えてみよう。
最近『ありがとう』と言っているか思い出してみよう。
そうすれば不思議と何でもうまく回転しだします。
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