FlickrとYouTubeがすごい理由

wanwangorogoro2006-06-25



Flickr』と『YouTube』がすごい理由についてです。
これらは言わずと知れたWeb2.0を代表するサイトで、ユーザ投稿型のCGMコンテンツを利用したものです。
Flickrは画像、YouTubeは動画を共有します。

で、これの何がすごいかというと、言語の壁を取り払ったことだと思うんです。
日本人は、大半の人は日本語しか話せないので、これはすごいことです。
インターネットにおける日本語サイトの割合は10%程度だと言われています。
つまり、インターネットはものすごい巨大である様に感じているけれど、日本人はたった10%しか経験してないんです。たった1割です。本当はもっとインターネットって広いんです。まさに井の中の蛙状態です。

そんな日本人にとって、外国人とコミュニケーションを気軽に取れるサイト。それが『Flickr』や『YouTube』だと思うんです。
YouTubeは言葉がわからないと楽しめないものも稀にありますが、大半のものは言葉がわからなくても何がおもしろいのかわかります。
Flickrの方は言葉がわからなくても、ほとんど問題ありません。世界中の人と写真画像を通してコミュニケーションできるんです。

Flickrはまだ日本人で利用している人はごく一部の先端層なので、マジョリティ的にはそれほど有名になっているわけではありませんが、是非使ってみてください。その楽しさにびっくりするはずです。

写真、画像というものを通して感性を共有するということがいかに楽しいことか。言語の壁を超えて価値観を共有し、外国人とつながるということが、どれほどすばらしいことか。
他のサービスには悪いですけど、日本人しか利用しないサイトより、画像共有サイトはグローバルな方が100億倍楽しいです。本当です。


Flickr』:http://www.flickr.com/

『Blog-tea:Flickr!の始め方簡易マニュアル』さんが利用方法を丁寧に説明されています:
http://www.tea-room.net/weblog/archives/000666.html


こういった言語の壁を取り払うだけで、簡単にインターネットは10倍に広がるんです。これってすごいことです。日本人にとっては特にすごいことです。テキストは意味がわからなくても、画像や動画ならわかるんです。感性ってすごいですよね。

今後はこういった言語の壁を取り払うビジネスが続々と現れてくるという気がします。



ちなみに、Flickrは2005年3月に米Yahooに買収されて、一部の熱狂的なファンはYahooに取り込まれてサービスイメージが変わってしまう事に反対していると言われています。

by CNET Japan『ヤフー、写真共有サービスサイトのフリッカーを買収』2005/03/22

およそ1週間前に新しいブログ用ツールのベータテストを開始したばかりのYahooが、今度はオンライン写真共有サービス企業のFlickrを買収した。

 Flickrは、カナダのブリティッシュコロンビア州バンクーバーに拠点を置く企業。同社が提供するサービスでは、例えば、コンピュータやカメラ付き携帯電話からデジタル写真をアップロードして、それらの写真を編集してフォトアルバムを作成し、さらに、それをブログに掲載することができる。